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トルコでの認識の変化

小さな町、オルハンガジにおけるカーギルの存在への偏見が、かえって地域社会のつながりをより強力にすることになりました。

January 01, 2015

1990年にカーギルは、オルハンガジにおけるとうもろこし製粉工場の開発計画を発表しました。オルハンガジは、トルコのブルサ県にある小さな町です。新しい仕事が増える可能性と、農業が大きく発展する可能性で地元は沸きましたが、文化や価値感、人の異なるアメリカの企業に対する疑念や偏見も持っていました。

2000年に工場が完成した後、カーギルの意図について誤った情報が渦巻きました。ある人は工場が農場を破壊し湖に汚水を排出すると言い、またある人は地元の農家の作物は使われず仕事が増えることはないと言いました。

この話はカーギルを驚かせました。オルハンガジの計画は、成長とチャンスに根差すものだったからです。しかし2003年になっても、地元調査で、こうした疑問の声が驚くほど根強く残っていることがわかりました。カーギルにとっては、はっきりさせておく必要があることは明らかでした。

住民たちとより良くつながるため、カーギルは大使として、温厚で熱心なセナン・セレブチを任命しました。大使は村を訪問し、祭りに参加し、カーギルの工場に地元の人々を招待しました。どれもすべて、良好な地域社会との関係を構築するためでした。

「一般の人々を工場に招いて、操業の様子を説明する必要があります。自分が誰だかを分かってもらう必要があるのです。」

— セナン・セレブチ、カーギルフードトルコの地域社会関係マネージャ

セレブチが信頼関係を築いていくのに合わせ、カーギルは地域社会の将来を向上させる取り組みを行いました。地元の権力者との取り組みで、ここには小学校が必要だが資金がないことを知りました。そこで、新しい学校を建設し、2006年に開校。500人以上の生徒を受け入れました。

現在も学校を支援する取り組みは続けられており、トルコのイスタンブール以外では最もレベルの高い小学校のひとつに認められています。近年のカーギルは、健康センターや地元の救急内科診療所を町の最もにぎやかなメインストリート近くに建設しました。オルハンガジの地域社会が豊かになるための多くの取り組みのひとつです。