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新たな全粒粉パンの完成

カーギルの2つのチームの力を結集し、さまざまな長所を備えた製パン業者用発芽穀物粉を開発しました。 

January 15, 2015

消費者リサーチを行った結果、全粒粉パンに興味のある消費者は多いものの、多くがその苦味を苦手としていることが分かりました。そこでカーギルは、そのニーズにぴったりな製品のレシピの調査を始めました。

そして、発芽穀物を使った小麦粉を製造することに決まりました。発芽穀物は、製パン業界では新しい原料です。管理された環境下で穀物を発芽させて作った発芽小麦パンは、瞬く間に新たな顧客を獲得しました。しかし、供給が需要に追い付かなくなりました。発芽小麦粉は大規模な製パン業者には調達が難しく、こうした特殊製品はレストランやスーパーなどで扱うことが困難だったのです。

Sprouted Grain Innovation Inpage

いつものパンとは異なる、新しい発芽小麦粉は、より軽い食べごたえと苦みの少ない味で、体にいい全粒粉を取りたい消費者のニーズにマッチしています。

消費者の発芽穀物のニーズに対応できるよう、カーギルの麦芽事業とHorizon Milling(現Ardent Mills)は共同で、大量流通用に新しい形の発芽全粒粉を生み出しました。

研究開発を進めるうちに、カーギルの開発した製粉方法にはいくつかの長所があることが分かりました。まず通常よりも最大12%大きなパンが焼けること。普通の小麦粉よりも生地を休める時間を10%短縮できること。また、より甘く軽やかな食べごたえにもかかわらず、生地の安定性が従来よりも56%高く、通常の扱いにも耐え、形状をより良く保てること、など。

そして2013年、ついに製品が発売されました。カーギルのHorizon Millingブランドで発芽白小麦全粒粉を発売し、製パン業者に収益性と質の高い、より味の良い小麦粉を提供できるようになりました。