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イノベーションがブラジルの食用油を変えた

大豆油Liza®の開発で、消費者が家庭で料理をより楽しめるようになりました。

January 01, 2015

 エンパナーダ(具入りのパン)からムケッカ(海鮮シチュー)まで、ブラジル料理の大半で大豆油は欠かせない材料として重宝されています。ブラジルのスーパーに並ぶ大豆油ブランドに共通して言えるのが、発煙点が低いことです。つまり、好ましくない煙を放ち、料理の味にも支障が出るということです。1970年代以前、カーギルはラテンアメリカの消費者市場には直接関与していませんでしたが、大豆油の消費者市場に商機を見出し、1971年に参入しました。早期の画期的成功として、カーギルはブラジルで新しい大豆油を開発しました。これは発煙点が高いため煙が少なく、純度の高い大豆油でした。

缶入り大豆油Liza®は、1975年に初めて店頭に並びました。翌年には、ブラジルのマイリンケに2か所目となる油加工工場を開設し、生産能力を倍増しました。この工場は、大豆油Lizaの新たな本拠地として役割を果たすことになりました。

「これはカーギルの付加価値の例を示すものです。特殊な油は、通常の大豆油と比べて半分の内容量が2倍の値段で売れます」
— 店長ハーバート・シュメル

1980年までに、大豆油Lizaは市場で最も売れている大豆油となりました。ブラジルの大手新聞社が最も優れた消費者向け製品に関する記事を掲載した際、Liza製品は食用油のカテゴリーを総なめにしました。消費者の皆様にカーギルがこの大豆油ブランドの生産者であることを理解してもらうため、1993年、Lizaのパッケージにカーギルのロゴが追加されました。

それから10年以上が経過した頃、カーギルはWalmartの支援を受けてLiza製品のパッケージを改良し、持続可能性に関する取り組みを強化しました。2010年に新たに発表したLizaの省エネ型の透明ボトルは、以前のボトルと比べてプラスチックの使用量が10%削減されています。

大豆油Lizaは高級品とみなされており、競合ブランドよりも価格が10%~40%高く、ブラジル1位の食用油の地位に君臨し続けています。現在ブラジルにある4つのカーギルの工場でLiza製品が製造されており、Lizaブランドシリーズは、コーン油、キャノーラ油、ヒマワリ油、ビタミン強化大豆油などに成長しています。『リーダーズ・ダイジェスト(ブラジル版)』で「ブラジルで最も信頼できる食用油のブランド」とされてこの革新的なブランドは、今後も引き続きブラジルの消費者に優れた製品を提供していきます。