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丈夫で健康な子どもに育てるために、育児用粉ミルクを使用する母親は大勢います。品質上の問題が発生すると、カーギルは生産者より粉ミルクの品質改善の支援を求められます。

適切な育児用粉ミルクを求めて

カーギルは、オランダの顧客が製造する乳児用粉ミルクの品質向上を支援するため、不要な成分を取り除く処理システムを新たに開発しました。 

January 01, 2015

育児用粉ミルクは、赤ちゃんの健康な未来につながる重要な基盤です。2008年、乳児用粉ミルクに不要な成分が検出されたという報道を受けて、いくつかの生産者は問題点に気づき、改善を必要としていました。

この品質問題に対処するため、大口顧客がカーギルの欧州における精製油事業に注目しました。カーギルはグローバルサプライヤーとして、母乳とほぼ同じ成分の乳児用オイルと油脂を混合して提供していたからです。カーギルは社内でチームを形成し、報道の内容を調査しました。さまざまな選択肢を検討したうえで、カーギルの専門家らは、育児用粉ミルクや離乳食から不要な成分を取り除く方法を改善しました。これにより、顧客は新たな品質要件を満たすだけでなく、育児用粉ミルクのマーケットリーダーとしての地位を維持することができました。

以来、カーギルはこの新しい処理システムを採用し、中国、マレーシア、オーストラリア、ブラジルなど、世界各国の多様な品質基準を満たす、乳児用オイルと油脂の混合物のグローバルサプライチェーンを形成しています。今ではさらに一歩踏み込んで、乳児用粉ミルクの重要な成分である持続可能なパーム油も提供し、顧客の持続可能性目標の実現に貢献しています。