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アイオワ州で解決策をさぐる

カーギルとザ コカ・コーラ カンパニーは、地元農場での持続可能性への取り組み改善につながる戦略を、共同で実践しています。

January 01, 2015

アイオワ州の耕作に適した環境、肥沃な土壌は、とうもろこしや大豆をはじめ農作物の栽培に理想的です。ただし、農場が最も多いアイオワ州は、肥料の窒素が水域に流れ込んでしまう窒素流出など、水保全の問題を抱えています。水中の窒素により、水の華(藻類の大量発生)が出現し、酸素の減少を引き起こします。酸素の減少は、魚などの水中生物を死に至らせる恐れがあり、水質全体にも悪影響を及ぼします。カーギルとザ コカ・コーラ カンパニーは、農家がこの問題をはじめ様々な問題を解決できるよう、画期的な解決策を見出すため2013年に提携しました。

持続可能性と環境への影響を懸念していたカーギルとコカ・コーラは、アイオワ州の田舎で農業を営む農家の人たちと会合を持ち、農家における窒素の使い方について理解を深めました。また、水生環境を保護し、将来の世代に新鮮な水を引き続き供給できるよう、農家が取り組んでいる手法について学びました。

これらの訪問から得た知見により作成されたのが、Field to Market®が提供するFieldprint® Calculatorです。これは、カーギルとコカ・コーラが開発を支援したKeystone Centerのツールです。アイオワ州の農家の人たちが、オンラインの計算機に事業に関する情報を入力すると、そのデータが計算され、自分達の判断がパフォーマンスや環境フットプリントに与える影響が表示されます。詳細かつ長期的な見通しにより、農家の人たちは、自分達の力でより賢く、持続可能性を意識して、将来的な判断を下すことができるようになります。

アイオワ州の農家が持続可能性の目標を目指して取り組む中、カーギルは現在も引き続き同州の農家を支援しています。たとえば、カーギルはBoone River Watershed Initiative(ブーン川流域での取り組み)のスポンサーを務めています。このプログラムではアイオワ州の中心地でワークショップを企画・開催しており、アイオワ州の農業を支援しながら、保全の取り組みを後押しするような情報、戦略、デモを提供しています。